猫の不思議

これこれ、見えない。

うん…まあいいか。
またまた図書館で、こんな本を見つけてきました。
世界から猫の民話や伝承を集めた1995年の本です。
編集のひとりが松谷みよ子さんだったので、先日ご紹介した
猫の湯治のお話もばっちり載っておりました。
いろんな不思議な猫のお話を拾い読みしているうちに、
思い出した話があるんです。
もう20年も昔のことですが、同じ会社に勤めていたおじさまの
愛猫が自宅から脱走、おじさんは近所にチラシを配り、探し歩き、
心ここにあらずの日々を送っておられました。
そんなある日、外で妙に猫の声がするので見に行ったら、
隣の敷地にあった空の大きな酒樽に子猫が落っこちて上がれず、
母猫がぐるぐるまわってお互いに鳴きあっていたそうです。
おじさんは苦労して子猫を助け上げ、母猫のところに戻しました。
そしてたら、二匹はまるで「なにか御礼でも…」というように
ずっとその場にとどまって、おじさんをじっと見上げるそうです。
「それなら、うちの子を見つけてきておくれ」
と話しかけると、納得したようにその場を去って行った二匹。
翌朝。また猫の声がするので外に出てみると…目の前に前日の母猫が。
そして少し離れたところに、家出した愛猫がちんまりと座っていたそうです。
いや~あ、猫って、ほんとに不思議ですね。
私が湖兎子ふつうに話しかけているのも、
この話が頭に残っているのもあるのかも…と思いました。
昨日は思ったほど天気も荒れず、きものもばっちり着て行けました。
お料理がめちゃくちゃおいしかった~よかったよかった。
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