にゃん生を考える・後編


「主役とられた…けど姐さんなら仕方ないにゃん」
…と言いつつ物置にこもる湖兎子。

さてさて、昨日の続きであります。実は表題、このお話がメインかも…
したがって今日は長いです(^^;)

野良猫パラダイスが綿の国星公園と呼ばれるずーっと前。
usainuは、この公園近くのオフィスに勤めておりました。
ある日、1階下の懇意にしている会社にお勤めのお嬢さん・Mさんが
「子猫拾ってしまいました!」と連絡してきました。
そこは無類の動物好きの私、仕事ほっぽり出して下階に降りると
オフィスはそりゃもう大騒ぎ(?)
なんでもお昼休みに公園まで出かけた拾い主Mさん、公園に通じる路地で
ぽてっと落ちていたその子を見つけてしまったのだそうです。
たぶん公園猫のおかあさんが運搬中に落っことしてそのままにしちゃった?
Mさんは困惑した顔で、手のひらにすっぽりおさまる小さな生きものを
見せてくれました。口の悪い社長(でも猫好き)は「寛平に似てる」だの
「レンジでチンしたらすぐ食べられる」だの好き放題言っています。
結局、その赤ちゃん猫はそのままMさんに引き取られ
「まちこ」と名づけられました。
DSC_0061-1.jpg
大切に育てられたまちこ。
nati1.jpgmati5.jpg
すくすくと美猫に育っていきました。
appu.jpg
私は子猫時代のまちこさんとは「寛平」以来会えなかったのですが、
彼女がいい大人猫になったあたりからちょくちょくMさんのおうちに
寄せてもらうようになり…思えば、私自身大人になってから初めて密に接した猫。
おとなしくて聞き分けのよいコですが、私ったらかまいすぎて
本気噛みされ流血した苦い経験もいたしました。
そういった猫の生態を初めて教えてくれたコでした。
そして…「まちこ」という名前がなければ
「ことこ」の名も思いつかなかったでしょう。
Mさんはそんな、私にとっての猫飼い大先輩1号でもあったのです。

大きな病気もせず、たび重なる環境の変化にも動揺せず、
Mさんと寄り添うように機嫌よく生きてきたまちこも、いまや19歳。

それが先日、急にご飯を食べなくなり…
病院の検査で重度の腎臓病と診断されたそうです。
必要な治療は毎日の点滴と、療法食とお薬。
病院大嫌いで、行くとひと月は体調を崩すというまちこ。
19歳の高齢で、そんな試練を与えるのはいかがなものか。
しかし何もせずに弱っていく姿に耐えられるのか…?
「ことたんならどうします?」の問いに、私もずいぶん考えました。
でも私も、Mさんも、出した結論は同じでした。「もう、ええんとちゃう?」
これが15歳なら積極的治療もしよう。でも19歳。
ひと月でも長く生きてほしい気持ちはあるけど
嫌な思いをさせて、お金をいっぱいかけて治療したところで
延命できるのは…とその先を考えた時、
病院通いを選択することはできなかったのです。
Mさんがセカンドオピニオンで訪ねた病院でも
「もう好きなように生きさせてやってもええのでは」と言われたそうです。

長く会っていなかったまちこに、昨日、急きょ会いに行きました。
Mさんは昔の写真をありったけ出して来て、まちこの思い出を語ってくれました。
mati2.jpgCIMG2161.jpg

(本日使った写真はすべてその複写ゆえ、きれいじゃないのには目をつぶってね)
…で、当のまちこといえば、ちょっとやせて小さくなったとはいえ
いたって元気。私がいる間にも何度もご飯を食べ、おトイレだって大小しました。
Mさんの食べてるおやつを欲しがってお膝に乗ってきたりもしました。
「まだまだいけるや~ん。ゆっくり生きていこうや、まちこ」
mamato.jpgまちこ
この秋には20歳。きっと迎えられるよね!

誰しも選択が迫られる可能性のある「命」の「扱い」。
私は、無理な延命にはやはり抵抗があります。猫も、そして人間も…
でも実際に直面したら冷静に判断が下せるのか、自信がありません。
みなさんはいかがですか?

「重い…重すぎるにゃ」
ねそgif
ここまで読んでくださった方、本当にお疲れさまでした。
ポチ?もうどっちでも。



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非公開コメント

No title

まちこちゃんちびっ子時代の写真しか
知りませんでしたが可愛い顏してました
ご存命だったのに驚き!
Mさんの選択も賛成です
まちこちゃんも家で今までで通りが幸せ
もう少し元気な姿でいてね
神様
痛いのとか苦しいのとか無くしてください

No title

まちこちゃん、いいひとに拾ってもらえて本当に良かったです(T_T)
19歳という年齢は 猫さんにとってはかなりのご高齢であると思います。
私はガブのときで思ったのですが
治療する、しないは人間側の心の問題なのではないでしょうか。
病院でもどこでも 自宅にいるのと全く同じようにくつろぐことが出来たガブでさえ、
体が衰弱して辛くなると 
病院通いはものすごく負担で嫌だったようでした。
たとえ、点滴して少し楽になったとしても
それは治療ではなく延命にしかすぎません。
ただ長引かせるだけです。
人間は苦しむ姿を そのまま見ているということが辛いので
つい、治療しなくちゃとか そんなに苦しいのなら安楽・・・と考えてしまいますが
猫にはもともと そのような選択肢はないので
終わることも 続くことも そのまま静かに受け入れているように思います。


まちこちゃん、幸せで穏やかな日々をお過ごしくださいね。


No title

同感です
命は自然に・・・

人の病気に用いられる「QOL」クオリティ・オヴ・ライフ
はもちろん動物でも同じではないでしょうか?

病院で治療してかえって命を短くしてしまうことも
多々ある話
今の穏やかな生活を続けて20才を迎えてくれると良いですね

No title

私もむりやりな延命治療には賛成できません。
病院が大きなストレスになる子にとっては
無駄につらい思いをさせるだけです。
お薬だけ飼い主が貰いに行くとかして
とにかく苦しい痛いのを取り除けるといいですね。
その子にとって大好きなママの横にいるのが一番の幸せじゃないかしら・・・

うちのコニィちゃんも腎臓病でした。
やけにお水を飲むのが多いと思っていて、
ちょうどその頃にクレアという雑誌で猫特集があって、
多飲は病気の前兆かも、という記事がありました
慌てて病院へ連れて行ったら、腎臓病と診断されました。
数値としては、今どうなっても不思議はないと言われ続けました。
でもそれから2年も普通に機嫌よく過ごしてくれましたよ。

猫さんによっては、自宅で輸液治療をしている方もいらっしゃいます。
その子と飼い主さんにとって、何が一番良いかは自分たちでしか決断できません
どうぞ、まちこさんにとって、これからの猫生も幸せでありますように・・・

No title

こっちゃんには姐さんがいたのですか。
お世話になってるシッターさんのお宅の猫ちゃんも19歳で腎臓病、
療法食には口をつけないそうですが「私の中で勝手になんやけど
19歳を過ぎたら仙人みたいなもんやと思っててねぇ…。
モ○プチやらカ○カンなら食べるし、もう好きなようにさせてて」
とおっしゃってました。まちこさんも猫仙人のお年なのですねぇ。
usaさんにいただいたお守りの効果が継続中で
うちの仙人見習い・にゃあ先生も発覚後、約400日になります。
怒りん坊の割にお世話全般をやりやすいタイプなので
お薬も自宅輸液も続けてますが、ハナ・まるちゃんの場合は
あかんタイプだし、どんなことになるんだろう…です。
療法食は間違いなく喜んでバリバリ食べそうですが。

No title

さっそくありがとうございます~
まちこの飼い主Mです。

日記も皆さんのコメントも読んでいてまたうるうるしてしましました。
もう最近涙腺が緩くて困ります。
悩んで悩んで悩んで決めた事なので
ゆっくり猫としてのにゃん生を全うさせてあげようと思っています。

まちこは今日もご機嫌でルマンド襲撃されました・・・

かわええ~♪

治癒がほぼ確実なら、治療も受けて欲しいけれど、全てのイキモノ、長い間体を使っていればあちこち傷んでくるのは当たり前。
で、「1秒でも長く」も「好きにさせてやる」も、どちらも正しいんだよね。
人なら自分で選べるけど、にゃんは選べないからね~うん、わしも皆さんと同じ、好きにさせてあげます。
ただ、みきたろうさんがおっしゃるように、「痛い・苦しい」だけはにゃんもヒトも勘弁!!
辛さを和らげる療法で天寿を全うしたいです。

それにしても・・・まちこ姉さん、可愛いー!!お口のお鼻の模様がキュート杉花粉でへっくしょん!!

No title

私は先代の子の時に、思いっきり延命治療してしまいました。
毎日通って、お金も膨大にかかりました。
猫パパは次にそうなった時は、もう延命治療はしない、と
言ってますが私はわかりません。
その時になってみないと、、、。
なかなか冷静には対処できない問題&私自身の性格。
でも、まちこさんいい年のとり方してますね!
子猫から大人、そして風格まででてきた
今のお顔。
おだやかな日々をすごしてね!

No title

まちこさん、美猫~! 綺麗な歳の重ね方をしていますね。
飼い主さんの愛情とケアの賜です。

老年期の育て方には正解はないと思っていますが
飼い主の愛情は必ず伝わっていると思います。
毎日、大好きだよと言って過ごしたいですね。

No title

↓ガブママンさんの作品見せていただきましたよ~^^
湖っちゃんがとっても可愛くなっていましたね~^^
いやいや、モデルがよかったからステキな作品になったともいえます。。。

で、昨日といい今日といい重い重いテーマですね。永遠の課題といっていいかも
しれません。
まちこさんがいい方に巡りあって、今もこんなに真剣に考えていただいて、幸せなんだな~と
シミジミしています。
公園猫のことにしても、2匹を見送った飼い主としても、とても身近なテーマで、
却って、迂闊なコメントができないと考え込んでしまいました。(珍しくまじめ^^)
私も外猫が暮らしていた場所が整備されることになって、全部引き取ってしまった
わけですが、たった5匹だったからできたことで、たぶんその場所でなくても
近くで暮らしていける場所を探していると思います。猫って賢いのよ!
それに、引き取ったのは私の勝手・・・猫たちはどう思っているか^^;

老後のケアも、ウチは幸い病院がそれほどストレスには感じていなかったようなので
(ホントのところはわかりませんが)、痛みなどが軽くなるくらいの最低限の治療は
していました。それも本猫にしてにれば余計なお節介だったかもしれませんが、
診ている飼い主の気持ちを軽くするためだったこともあります。
猫のストレス軽減も大切ですが、飼い主がここまでやってあげた・・・という気持ち
がないと、後悔なく見送れないようにも思えます。

まちこさん、まだまだ大丈夫よ。目つきがしっかりしてるもん。
飼い主さんもおきれいな方で。。。(ボカしてもわかりますよ~^^)
ぎょえ~usaさんより、いっぱい書き込んじゃったかも^^;

昨日、今日の記事は、わたしにとっても特別でした。そしてわたしにとっての特別もたくさん湧き出る記事でした。
今日は猫に会えるから好きだった公園のことや、あの日のまちこちゃんやMさんのことを繰り返し思い出しています。あの日Mさんの両手にこわれもののように包まれていた小さくてくちゅんとしたまちこちゃんは、インターフォン越しのMさんの声と共に忘れられません。そして飼うという決断をされた時に感じた彼女の強さも忘れられません。その時の自分のどうしようもなさも、やっぱり忘れられません。
今猫と暮らせるようになったことを、まちこちゃんにもMさんにも感謝しなければならないと、あらためて思っています。あの日の先に今日がありました。
写真、Mさんの視線そのもので、これまでの時間がしあわせでいっぱいだったことを感じました。これからもまちこちゃんがすこしでもたくさんMさんと楽しく過ごせますよう心から祈っています。
で、ゴメンね!寛平ちゃんに似てるって言ったのはわたしだよ(^_^;
あーusainuさん、長々とコメ欄借りたよーになってすいません!
usainuさんにもことこちゃんにも、もちろんたくさん感謝していますーー!

No title

私も今だったら、無理に延命治療しない方を選ぶかな。
先代のゴンは白血病を発症して、あれよあれよと重くなっていろんな症状が出てきたので、あたふたと病院に通って治療しました。
今思えば、つらい思いをさせてまで一緒にいる時間を引き延ばさなくてもよかったかな、と思います。でも、何かせずにはいられなかったのも事実。あれは私のために必要な時間だったのかなあ…。
今でもいろいろ考えてしまうし、その時になったら、やっぱり迷ってしまうと思います。

まちこさんと飼い主さん、選択は間違ってないと思います。
穏やかな20歳の日々を送られますように…。

No title

まちこちゃん、大事に育てられたのですね。
20才を迎えて、それからも穏やかに暮らしてほしいものです。
私も、17才の猫を連れて点滴に通ったことがあります。
治療をどうするか当時は色々考えました。
やはり猫にとって負担になることは避けたいという思いはありました。
うちのちゃん君も今年、誕生日が来ると13才になります。
まだまだと思いながら、いつかはと頭の片隅にいつもあります。

No title

まちこちゃん、素敵な飼い主さんと巡り合えて良かったですね。
Mさんとまちこちゃんの穏やかな日々が1日でも長く続きますように・・・

No title

やはり誰しも考えずにおれない話題のようで、たくさんの心のこもったコメント、
本当にありがとうございました。簡単なコメ返しでごめんなさい。

>みきたろうさん
そうなのだ~びっくりでしょ。
ほんとに、痛いのとか苦しいのなしを祈ります。

>ガブママンさん
ごめんなさい、ママンさんにとって辛いことを思い出させる話だったかも。
でもあの時のママンさんの決意も、まぶしい気持ちで受けとめました。

>千さん
そうですよね…治療ってなんだろうって最近とみに思うのです。
まちこ、20歳いけますよね!

>flanmamaさん
ええっコニィちゃんは診断後2年も?希望がもてるお話です。
それでも思い出すのも辛い別れ…覚悟をするのはほんと、しんどいですね。

>miyaさん
今回のことでmiyaさんのことも思い出していました。
猫仙人!!いい言葉だ~。そしてにゃあ先生が仙人になれるのを祈ってますよ。

>まこさん
みなさんのあったかい言葉、噛み締めてください。間違ってないよ~って。
でも、まちこはきっとまだまだ大丈夫だ。東京、行って来い。
ところでお借りして帰ったDVD、腹がよじれるほど笑いました。

>としこさん
そうだよね。どっちも正しい。どこで折り合いをつけるかなんだよね。
まちこ、本当にちょこんとしてて可愛いのです。体重は湖兎子の半分(苦笑)

>ゆきこさん
そういう選択肢もありですよね。やるだけやったんだと思えたらそれでいい。
私もその時が来たら…考えるだけでパニックになるので自信ありません。

>aimiさん
ほんとに手のかからないよい猫さんです。
毎日、大好きだよと言って…じーん、名言!!

>きらちろママさん
いやあ、きらちろママさんのご活動には本当に頭が下がります。
まだまだ大丈夫?そう言っていただければ、美人のM さんもよろこびますわ。

>由さん
ごめんごめん、寛平は由さん発だったのね(^^;)
あの頃は若かった私たち。猫と暮らす「今」が待ってるなんて思いもしなかったね。

>ハッブルさん
だってゴンちゃんはまだ10歳そこそこじゃなかったっけ?
苦しむ姿を手をこまねいて見てはいられませんよ~たとえ飼い主のためだったとしても。
どうしたって、やはり悔いは残るものなのかもしれないけれど。

>apollodiaさん
いつかは絶対に考えなくてはならない問題なのですよね。猫の老化に腎臓病はつきものだし。
「その時」を少しでも先送りするために、健康管理しなくては!と思います。

>CAT.さん
ありがとうございます(自分のことのようだ)
その祈りが通じますように…

No title

これから何が起こって、自分がどうするか、今答えは出ないですね・・・
前の経験から、高年齢で衰弱した時に、無理な延命は自分のエゴになることが恐いかな。
aimi さまのコメントが胸にしみました。

No title

>緑さん
多くの方が書いていらっしゃるように
自分が納得して見送るためにどうするかということもあるのでしょうね。
確かにaimiさんのひとことがすべての基本だと思います。
プロフィール

usainu

Author:usainu
京都在住。あわてもの。

KOTOKO/シールリンクスバイカラーのラグドール。
ひとりっ子の甘えん坊。
2007年8月10日生まれ.
獅子座の女。

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