赤い彗星号、ふたたび

のんきに赤い彗星号を整備、点検。
この時にはまだ、迫りくる悲劇を予想だにしていなかった湖兎子、そして私であった…
今日は長いです、ご覚悟を…以下、覚え書き。
このところずっと悩まされている頻尿問題。
昨日もまた朝から再発の兆し。ネット検索で、24時間獣医師が回答!という
ところ(有料)を見つけたので、藁にもすがる思いで診断をもとめてみる。
すると、すぐに回答をいただき…これがなかなかよかった。
原因はいろいろあるけれど、細菌や結晶でなければ膀胱結石も考えられる。
これはエコーをとらないとわからないので、1度調べてみたらどうか。
命にかかわる可能性はかなり低いと思われるが、膀胱炎を繰り返すと
膀胱粘膜が肥厚して治りが悪くなったり粘膜がもろくなったりするので
できるだけ早めに原因を特定すべき(要約)
…ふむふむ、と、今までのどの獣医さんより納得できる言葉。
ではお盆明けたらエコーとりにいくか、とのんびり構えていたら
昨日に限って頻尿がおさまらない!6時から15分おきに…10回を超えたあたりで
かかりつけの病院が本日午前まで開いているのを確かめ
朝からの雨もあがってきたのに背中を押されて…赤い彗星号、出動!

病院までの道々、これまでになく泣き叫び動き回って落ち着きのない湖兎子。
ついてからは、うるうるした目で私を見上げてたまに「にゃあ」と力なく訴える。
うんうん、元気にしてもらおうなあ…
いざ診察。先生は休み前の駆け込み診療で疲れているのか?
言葉も少なく、私が症状を訴えるやいなや
「じゃあ、前回と同じ治療でいいね」
「1度、エコーもお願いしたいんですが」
「またそのうちに、予約とって朝ご飯抜いて来てください」
ほとんど説明もなく水分と抗生剤、膀胱の緊張をゆるめる薬を
背中から補液。それまで私にしがみついてた湖兎子はカラーをつけられ
看護師さんに前足後ろ足を保定されて低くうなる。
さらに針が動くたびに看護師さんにシャー!
いつも借りて来た猫状態だったのに、こんなのはじめて。
補液の間も特に話なく、先生が診療を終えようとするので
「で、これからどうしたらいいですか。やっぱり原因はわからないんですか」
「いや、原因は太り過ぎでしょう。太り過ぎによる間質性膀胱炎」
「え〜でもダイエットしたんですけど!」
「まだまだ太ってるからね」
これには私、言葉を失ってしまった。結局、尿路疾患ケアフードも
食べた方がいいということで…このあたりのやりとりもちょっとむかっとしたことあり。
なんだかな〜という気分ですっかり晴れわたった都大路をゆく赤い彗星号。
その勇ましさとは裏腹に、とぼとぼ帰路についた私たちであった。
(傘忘れてしもた)
しかし大変だったのがこれから!!
帰ってキャリーから出たとたん、湖兎子怒りMAX。
瞳孔はひらききって、ひとりで声をあげて怒り、地団駄を踏むような仕草。
私が近寄るだけでシャーするし、もう腹がたってじっとしていられない!といった
様子で、どしどし歩き回り、挙げ句ハアハアと口で息をする。
最初は苦笑して見ていた私も、あまりの異常な様子にどんどん不安に。
結局、1時間以上も怒り続け、呼吸も荒いままで…
補液されたところも気になるらしく、何度も足でかいて血がにじんでくるし…
ほんと、あんな湖兎子ははじめてで、このまま死んじゃったらどうしようと。
でも、なるべくいつもどおり行動して落ち着かせるのが一番と思い、
お腹もすいてないけどお昼ごはんを食べつつ横目で様子見していても
あの湖兎子がごはんをねだることさえせず、ただただ怒ってる〜
ようやく甘えてくれるようになったのは、戻ってから1時間半後。
足元に転がり「なでて〜」と甘い声で鳴いてくれた時はどれだけほっとしたか。
でもやっぱり、いつもほど食欲がないし、なぜか水をまったく飲まない。
瞳はずっと瞳孔が大きくうるうるしてる…
今日はどうしても出かけなくてはいけないのに心配すぎる〜

怒ってるまっ最中、なぜかこんなポーズ。クールダウン??
かろうじて撮れた写真です〜
とりあえず、あの病院にはもう行かないことにしました。
最後になりましたが、昨日の大雨被害、私の実家のある宇治も
大きく報道されていて、各方面から心配のお声かけをいただきました。
本当にありがとうございました。
幸い、うちは高台にあるので水害はまぬがれています。
でも被害にあった地区の様子には、やはり胸が痛みます。
一日も早い復興を祈ります。
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