櫻谷さんのおうち

ワイルドな顔・・・

ごみ箱をあさるんじゃないっ!
↑週に1回くらい食べさせるおやつ「ちゅーる」が好きで好きで、
空き袋にもこの執着!よほど香料がきついのでしょうね〜^^;
昨日は久しぶりの雨だったけど、今日はまた晴天。
猫トイレ洗うぞ〜布団干すぞ〜
でも、今週はきものを着ようと思ってる日に限ってお天気があやしいんですよね・・・
さて、昨日の続き、というかお昼のお出かけのメインとなったのは
衣笠にある「櫻谷文庫」。
日本画家の木島櫻谷(このしまおうこく)氏の邸宅跡で、現在、春と秋に公開されます。



なにせ広い!そして写真撮り放題!「作品でもなんでも撮ってください〜」
でもあまり知られていないのかほとんど貸切状態で、もったいなかったほどです。
展示などは「続きを読む」で。
↑の最後の写真、元アトリエなのですが
中は大広間になっていて、Sさんとお友達がここで開かれる
体操教室に通っていたのがご縁で、連れてきてもらいました〜
が、置いてあった資料で畏友Aちゃんが某誌でがっつり取材していたことにも気づく。
京都はせまいから、こうしてどこかでつながっていたりするんですよね〜
※以下、ところどころサイズを間違えて大きくなってしまっていますが
わかりやすいのでこのままにしておく〜
他の写真もクリックすればこのサイズになります^^
さてさて。

今回は櫻谷のコレクションだったお雛様も展示。

人形とあらば、登場せずにはおれない!?
(でもなんとなく気がひけてこの1枚しか撮れなかったん〜)

いろんなお道具があって楽しい!

このあたり、小さいもの好きの心をくすぐるでしょう^^

展示はメインはやっぱりこれ。櫻谷がお孫さんのために手描きした打掛と帯。
なんと昨年、70年の時を経て玄孫さんがこれを着てご結婚されたのです。すてき〜

洋館にはこんな作品も。ライオンと猪、どちらも目がやさしい!!
恥ずかしながら、櫻谷さんの作品は今回初めて知ったのですが
一時期は竹内栖鳳と肩を並べた大画家だったそう。
軽やかで繊細、なんといっても動物がいいんですよ〜やわらかくて
みんな目がやさしいの。画集には猫もありました。ほ、ほしい・・・

家具にご自身で手描きされたこんな図案にも、センスを感じます。
若くして売れたので、早くに画壇を退き晴耕雨読の日々を過ごしたとのこと。
館内ではお孫さんやわんことお庭で遊ぶ姿の動画(昭和初期のです。凄い)も流されていて
「若いうちにどーんと儲けてこんな豪邸を建てて、家族に囲まれて好きなことして・・・
理想的〜幸せな人やってんねえ」と話しつつ帰ってきましたが
戻ってから少し調べると
晩年は必ずしも幸福だったわけではなく、画壇からも嫌われてしまって
最期は62歳にして自ら命を絶たれていたのでした・・・
ええ〜。こんなに素敵な絵を描かれるのに。動画の笑顔は本当に幸せそうだったのに。
なかなかスポットライトのあたらない人ですが、木島櫻谷さんの日本画、
私はとっても好きだと思いました。
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