一生、勉強!^^

前回アップし忘れた「タイガーみくじ」ホワイトタイガーバージョン
いやね、京都の神社で今年限定の?タイガーみくじ、引きたかったのに
のきなみ品切れ(?)と聞いて断念。
そしたら、逸翁美術館にあったの!思わずゲットです。
小吉だったけど「小さな幸せがいっぱいあるよ」ということだったので
いいじゃん、いいじゃんと思ってます^^
で、ついでに逸翁美術館で先生に教えていただいて「おお!」と思ったこと。
「千家十職」(千家の茶道具をつくられている工芸の家筋十家)といっても、
有名どころしか知らない私。
金物師の中川家も、指物師の駒澤家も実は存じ上げませんでした。
(お恥ずかしい。お茶のわかる方、つっこまないで〜)
平たい洗面器(おい!)のようなものが展示されていたのも

見たことのないお棚が展示されていたのも

「ふーん。何に使うんやろ」程度で、スルーしてたんですね。
そこで!先生の登場ですよ!
(本当にご一緒していただいてよかった)
「サハリの建水やな」
「なんすか、それ」(さすがにこんな言葉遣いはしていないがこんな感覚ではある)
「このお棚のときに使う平建水やで。砂張と書いてサハリ。
こちらのお棚は仙叟宗室好みの『桑小卓(くわこじょく)』いうねん」
「へーーーそんなお点前があるのですか!」
「うちはこのお棚ないからできひんね。たためへんし、場所取るねんもん(笑)」
いやー、でも、こう、スルーしてたものが急に意味を持って
バチッとハマるってなんだか嬉しいじゃないですか。
でもなにせ記憶力皆無に磨きがかかって脳みそつるっつるの私。
手がかり的に「サハリ」を覚えておこうと必死で引き摺り出したのが
大昔、沢口靖子がCMしていたタイガーの水筒「サハラ」ですよ。
おかげさまで、美術館を出てスマホにメモるまで覚えていられました笑
しかしその弊害、「サハリ」を引き出す「サハラ」を思い出そうとすると
沢口靖子の顔とともに「靖子のポットは使いやすこ」という
往年のキャッチコピーまでセットで出てきてしまいます。
ま、ええか。
最近、あらためて思うのは、私の好奇心は全方向すぎて
とっ散らかってしまった結果、収拾ついてないんだなということ。
知らなかったことを知れるのが楽しくて嬉しくてたまらないのだけど
その感動だけ味わって、きれいさっぱり忘れてしまうのです。
これではいかんと連想法を駆使すれば靖子のポット状態だし。
時間が圧倒的に足りないのです。ま、楽しければいいか^^;
というわけで、今週はまたまたギャラよりも体験重視(おい)取材仕事で
愛知県は犬山城のたもとにある国宝茶室を訪れる機会に恵まれました。
奇しくも東海〜関東地方は大雪予報の日。

カメラマンさんの車で米原〜関ヶ原を走るとまだ前回の雪が深く残っている様子に
ちょっとドキドキします。(無事帰れるのか?と)
犬山到着時には、見たこともないような大きな牡丹雪。

庭園にみるみる積もる雪〜
基本、暖房のないお茶室も、覚悟していた以上に寒かった〜
今回はお隣の書院に特別に秘蔵の襖を入れてくださっての撮影で
長谷川等伯はじめ江戸時代の名だたる絵師の襖絵を拝見するありがたき機会。
(さすがにブログ発信ははばかられるのでぼかしますが、素晴らしかったです)
私が興奮のあまり去年読んでハマった小説『等伯』の話をしていると
なんと先方のご担当者も読んでいらして、一気に親近感^^

書院の撮影が終わるころにはお天気も徐々に回復、雪も溶けておりました。
その後拝見したお茶室もそれは素晴らしく〜
ああ、もっと勉強したい、しなければ!と思ったのです。
帰りは交通費自腹切っても一人で名古屋回りの電車にしようかな〜と思っていたのですが
営業さん「ごはん食べましょうよ〜」
カメラマンさん「嫁に頼まれた買い物があるのでスーパー寄っていいですか」
両方行きたいやん!!で、ついご一緒してしまいました^^;

午後3時頃にいただいたランチ、味噌かつ。

スーパーの戦利品。
名古屋のお味噌、好きですわ〜!笑
帰路は伊吹山(向かって左)の夕景も感動の美しさで。

カメラマンさんも営業さんもとても博識の方々で、
勉強になることがいっぱい。=自分の勉強不足を思い知る時間でもありました。
ああ、これは本屋さんや図書館で時に感じる絶望にも似ている。
あれもこれも読みたい、知りたいのに生きている間に全部は絶対に無理!
それでも、そう感じられる「健やかさ」を、幸せに思います。
たとえ少しずつでも、興味のおもむくままに楽しみながら吸収できればいいな〜
ということで、関心リストに「織田有楽斎」追加。
忘れても忘れても、あきれずあきらめずインプットを続けるぞお。

ね!泣きぼくろこっちゃん。(ただの目ヤニ)
そういえば、名古屋のスーパーでお買い物を早々と済ませ、
営業さんと北京の羽生くんの速報を見つつ立ち話していたら
「そうなの!惜しかったよねえ」とおばさまが会話に加わってこられた(笑)
「私、スケート見届けてから買い物に来たの!」と。
実にフレンドリーで可愛らしかったです^^なんか、よかった。
私もこんなお姉様になるんだ。
本日の歩夢くんはリアルタイムで見届けて一人で万歳三唱、ちょっと泣いた。
ショーン・ホワイトも素敵だったやん。青空も美しすぎたやん。最高やん。
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