初めて病院へ
お腹がゆるめだったのが夕方になっても治っておらず、元気そうではあったけど(子猫の下痢は1日が1週間に相当するという情報を得たばかりだったのもあり)どうしても気になるので病院行きを決心。最初はひとっ走り、便だけでも見てもらおうと電話したら、できれば本猫も…ということだったので、湖兎子をキャリーに押し込んで密封した便とともにいざ病院へ。外に出るとちょっとしぐれ気味で、ナーバスな気分が増幅された午後7時。湖兎子はもちろん泣き通しです。
徒歩5分の道のりが、なんと長く感じたことか。
いちばん近いから、と選んだ病院だったけど、「はい、猫ちゃん出してください」「興奮してますね、ネットをかけます」「検温しますから前足持ってください」等々、看護師さんの事務的な応対に心細さは増すばかり。その間も、待合室や入院施設から他の子たちの声が聞こえてきて湖兎子はびくびくしてるし、支える私も汗だく。その間も先生は挨拶もなく顕微鏡をのぞいてはる。…まあ、口数の少ないぼくとつな人だったのかもしれないけど、余裕のない私にはとても素っ気なく思えてしまいました。結局、悪い菌などは見当たらないので、腸内バランスを崩したか冷えたかでしょうということになり、専用のかりかりと整腸剤を処方されておしまい。
帰り道、すっかりやつれた顔をして泣き続ける湖兎子に「怖かったね、ごめんね」と話しかけながら歩くうち、私まで泣けてきてしまいました。
おうちに着き、すっかりぼさぼさでゲージからよろよろと這い出た湖兎子の姿を見るにつけても
可哀想で可哀想で。おまけに思い切り撫でてあげたかったのに、するりとかわして目を合わせない。嫌われたというショックに打ちのめされ、この上なく落ち込んだ私。湖兎子をリビングに残し、寂しくパソコン部屋でメールチェックをしました。ところが…しばらくしてふと振り返ると、いつの間にやら湖兎子がすぐそばに来て、ちょこんと座ってこっちを見ています。「湖兎子ちゃん」と呼ぶと目を見て「にゃあ」とお返事。「許してくれんの~?」と思わず抱きしめて涙した自分は、相当に痛い飼い主だと自覚しました。
縁あって授かった小さな小さな命。守り続ける責任の重さをあらためて実感した一日でした。
徒歩5分の道のりが、なんと長く感じたことか。
いちばん近いから、と選んだ病院だったけど、「はい、猫ちゃん出してください」「興奮してますね、ネットをかけます」「検温しますから前足持ってください」等々、看護師さんの事務的な応対に心細さは増すばかり。その間も、待合室や入院施設から他の子たちの声が聞こえてきて湖兎子はびくびくしてるし、支える私も汗だく。その間も先生は挨拶もなく顕微鏡をのぞいてはる。…まあ、口数の少ないぼくとつな人だったのかもしれないけど、余裕のない私にはとても素っ気なく思えてしまいました。結局、悪い菌などは見当たらないので、腸内バランスを崩したか冷えたかでしょうということになり、専用のかりかりと整腸剤を処方されておしまい。
帰り道、すっかりやつれた顔をして泣き続ける湖兎子に「怖かったね、ごめんね」と話しかけながら歩くうち、私まで泣けてきてしまいました。
おうちに着き、すっかりぼさぼさでゲージからよろよろと這い出た湖兎子の姿を見るにつけても
可哀想で可哀想で。おまけに思い切り撫でてあげたかったのに、するりとかわして目を合わせない。嫌われたというショックに打ちのめされ、この上なく落ち込んだ私。湖兎子をリビングに残し、寂しくパソコン部屋でメールチェックをしました。ところが…しばらくしてふと振り返ると、いつの間にやら湖兎子がすぐそばに来て、ちょこんと座ってこっちを見ています。「湖兎子ちゃん」と呼ぶと目を見て「にゃあ」とお返事。「許してくれんの~?」と思わず抱きしめて涙した自分は、相当に痛い飼い主だと自覚しました。
縁あって授かった小さな小さな命。守り続ける責任の重さをあらためて実感した一日でした。
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